SONYのサイバーショットで笑顔を自動検知してシャッターを切るって商品ありましたよね。
へぇ~余計なお世話だよな~とか思ってたら、今度はエプソンから顔を小顔に自動補正するプリンタがでたと。え?なんか間違ってないかいテクノロジー。技術大国日本といわれた時代はいつのことやら。IT産業で大きく遅れをとった日本は今だ方向を見失っているのかなと思ったりする。
iPhoneが出てそれに追随して各社がタッチパネル式の携帯電話を出すような国になってしまった。それは経済大国になったがゆえの不可避なものだったのかもしれない。経済とは合理的なものであり、全てが数字により突き動かされるものだ。しかし、技術は魂により進化するメンタル的要素の強い分野。
市場がついてくるかどうかわからない新製品を出すよりも、客に媚びて数字を上げる方が経済的なのだ。それはそう。市場原理主義とはそういうものだ。市場に対してある意味、媚なくちゃならない。
でもそれじゃぁテクノロジーの革新性は皆無と言っていい。だって笑顔を自動検知してシャッター切る機能なんていらないでしょ普通に考えて。それよりもシャッター切ってどれだけ早く記録できるか、そっちに技術力を注げよと。だいいちデカイ顔を小顔で印刷したところで実物はデカイ顔なんだから悲しいでしょ!!意味ないじゃん!!
ただでさえ「女のプリクラと写真は信じるな」という言葉があるほどなのに、それに拍車をかけるような真似はやめて頂きたい。比内地鶏と同じある意味偽装ですよね。このバカチンが!それより印刷1枚あたりのコストパフォーマンス下げろと!ばか!あほ!
いま市場は大きな分岐点にあるのかもしれない。アップルのように昔ながらの職人気質で市場を席巻する革新派と数字を重視してリスクヘッジを怠らない保守派。インターネットの普及により革新的なアイテムに対しての売上が立ちやすい時代になった。今後、保守的な商品開発では先が見えている。そろそろ日本の十八番である技術力と繊細差を武器に世界にもう一度挑んでほしい。
[ 更新:2007-11-04 00:24:56 ]