アップルコンピュータとWEB屋
私は常々思っているのだが、iPodやMac miniなど革新的な製品を多く世に送り出すアップルコンピュータの理念とWEB屋の目指すべき理念はかなり似ていると感じる。
アップル製品の外観(ハードウェア)はとても洗練されていて見るもの全てを魅了する。また中身(ソフトウェア)もそうだ。美麗なインターフェースは誰もが満足するだろう。
それがPC/AT互換機になるとどうだ。機械技師が作ったよ!ってカンジのハードウェアにコテコテのプログラマが作ったよ!ってカンジのソフトウェア。
つまり、バランスが取れていないと言う事だ。
基本的にプログラマやエンジニアはデザインセンスがまったくない(と思う)。逆にデザイナーはシステムやロジックがかなり弱い。
アップルコンピュータは強欲にもそのふたつを融合させる事を製品に求めている。それを不要と感じる人間が多く存在する事をいまだ不思議に感じる。
WEBの世界も同じなのだ。プログラマはデザインが駄目で、デザイナーはシステムが駄目。餅は餅屋という言葉があるが、WEBはWEB屋で完結するのが望ましいと思う。音楽、動画、システム、デザイン、3D・・・さらには携帯電話との連携や新しい技術、規格とWEBという世界は究極のマルチメディアコンテンツの集合体なのだ。
つまりシステム屋とデザイン屋に分かれてはいけないと言う事だ。システムとデザインに留まらずWEB上で展開される知識を全て理解する事が真のWEB屋と言えるのではないだろうか。
[ 更新:2005-01-25 17:46 ]