スカンクワーク・プロジェクト
スカンク・ワークス(Skunk works Project)とは「密造、社外の秘密の場所での新製品開発・研究」という意味らしいですが、簡単に言えば私的な努力の積み重ねと言ったところでしょうか。語源は、米ナビスコの社員がスカンクのTシャツを着て私的研究の結果それが社に利益をもたらしたことからきてるそうな。
現代の日本企業にもっとも足りないものではないだろうか。たとえ、通常業務と離れた事であっても、研究心を忘れた時点で人はロボットと同じになってしまう。もちろん、これらは必ずしも見返りを求めてやるものではない。自らの向上心と知識欲によるものが大きいだろう。ただ会社に働かされている人間にこういう事はできない。
今、日本で働いているどの程度の人が自らが働く会社に愛社心を抱いているであろうか。また、どれだけの企業が愛社心を抱かせるような企業体系をとっているだろうか。自ら働く会社を思う事は当然自分のためになるし、自分が成長するということは当然会社の利益にもなる。
会社は家庭の延長であり、また生活の礎となるのが会社であると私は考えている。会社とは自分にとって格好の自己顕示場所であるのだから、人はもっと向上心を持つべきではないだろうか。例えその努力が報われる、報われないの有無に関わらず努力を積み重ねることで得るものはあるはずだ。
日々の通常業務に追われる中、そんな余裕はないかもしれないが「新しいもの」は意外とすぐそばにあるかもしれない。それをカタチにするのは紛れもなく自分なのだ。
[ 更新:2005-01-08 00:49 ]