連日連夜騒がれておりますが、人の噂も七十五日と言いまして、半年と経たないうちに風化してしまうでしょう。
今回の事件も他の類似した事件と同様、犯人の特異性が取り沙汰されておりますが加藤容疑者と同じ人生を送っていればきっと私もそうなったのではないかと思います。あ、擁護するわけではないんですが。
つまり人間だったり人間社会とはかなり危うい綱渡りの状態で秩序が保たれていて、その秩序は針一本分程度の穴やヒビで一気に崩壊する危険性を孕んでいると言いたい感じです。
ま、私の場合はそうならないように行動する精神がすでに宿っていますが、残念な事に加藤容疑者やその他の犯罪者の面々にはそういう精神が宿らなかったんでしょう。それは本人のせいなのか、環境のせいなのか。
例えば親がすげー金持ちの人と、親がすげー貧乏な人の環境は別ですよね。いや、それが犯罪と直結するしないの話ではなくてね。
ようは人間は生まれた段階ですでに平等ではないと言いたい。それは男に生まれてきた、女に生まれてきたを含めて。男女平等というがそれは詭弁でしょ。
こういう事件を目の当たりにすると今、この自分の人生を歩めてよかったとホントに思う。
それは自分が頑張ってきたこと以上に、周囲の人間に恵まれたからなのだなと。
でも人間関係を作っていくのはもちろん自分なわけだから「自分よくやった」とも思いますが、親や学校を含めた基本的な人間関係ははっきり言って選択の余地は無い。それは平等ではないということ。すごく理不尽だ。月々のおこづかいが10万の中学生もいれば、おこづかい無しで新聞配達をやってる中学生もいるわけで。それはとても理不尽なアドバンテージですよね。選択などできないのだから。
でもその「人生は理不尽だ」ということにどれだけ早く気づけるか。
その理不尽さを教えてくれる人にどれだけ早く出会えるかで人生は大きく変遷する。
私の場合は幸福な事に「人生は理不尽で横暴なものだ」ということを早い段階で気づくことができた。
以下、私が理不尽だと感じた人生での出来事。
(1)親の経営する会社が倒産→自己破産→家売却→一家離散
(2)母がうつ病→母が万引き疑惑→母が自殺未遂
(3)同人にハマる姉→姉がSMAPの追っかけ
(4)聖闘士☆星矢などのアニメ禁止令
(5)バラエティ番組禁止令
(6)父の不倫
(7)包丁を構える母
(8)夜な夜な父のスーツをハサミで切り刻む母
(9)姉が学校でイジメにあってたとか
(10)座ったら椅子に画鋲
(11)うんこしてるのを上から覗かれる
(12)小学校時代、クラスのみんなとスケートに行って、スケートリンクにはいって1秒で前歯が2本折れる
(13)小学校時代、クラスのみんなと遊園地に行って、ゲロ
(14)高校時代、宿泊研修で飛行機に乗って、ゲロ
(15)はじめて入った会社が倒産
(16)つぎに入った会社が計画倒産
(17)モトカノに訴えかけられた
(18)父が就く会社がことごとく倒産×3
(19)彼女が別な男に寝とられた×3
(20)チンコが細いためモヤシ又は爪楊枝と揶揄される
(21)「あんたとセックスしても楽しくない」と年下の女に言われる
(22)「あんたとセックスしても気持ちよくない」と年下の女に言われる
(23)部下に体臭のことを指摘される
(24)切れ痔になる
(25)イボ痔になる→完治!?→再発(現在進行形)
(26)姉にドラクエ3のセーブデータを消される
(27)姉にFF3のセーブデータ消される
(28)姉に失禁するまでくすぐられる→失禁→失禁したため折檻(ムゴい・・・)
(29)集めていた漫画やゲームを姉に勝手に売られる
(30)60万で買った軽自動車Vivioを3日で事故って廃車→その直後、彼女にフラれる→直後、愛犬死去
(31)「セカンドはおまえのために空けてある」と言われて入った少年野球団で補欠
※順不同
※特段不幸とは思ってないため不幸自慢ではありません。でも理不尽だなとは思う。
などなど他にもあると思いますがいま思いつくのはこの程度です。
これらの出来事は話のネタになるのでとても重宝してるし、ネタに事足りない人生でホントに良かったと思ってます。とくに「父さんの会社が倒産した」はとても価値のある経験でした。
しかし、加藤容疑者のようにネタにもできず、その鬱積した感情を自己完結できないまでになってしまってはもはや手遅れだろう。
生まれてくる段階で容姿や親、国、人種なんかは選びようもないし、もちろん変更もリコールもきかない。
それはその時点でとても理不尽なことかもしれないが、それ以上に世に生まれてくることができたことがとても素晴らしい。
父親の金玉からチンチンを通って母さんのマンチョにズバッと数億匹の大レースを勝ち抜いて10月10日の辛抱の後、オギャーと生まれたこの世界。そう考えると幸せじゃぁないですか。あとはこの世界で往生するまでただ生きるのみ。みんな生きてるけど誰だって死ぬ。死はまさに平等だ。
理不尽な世界は憤りの連続かもしれないけど、その憤りすら楽しめるような人生はサイコーの人生だろう。
理不尽でも横暴でも非論理的でも良いじゃないか。それが人生であり、それが世界なのだから。
女にモテなければオナニーをすればいい。エロ本を買えばいい。風俗に行けばいい。
どうしてもモテたければそうなれるよう努力をすればいい。精一杯。
その欲求を満たそうと浅はかに馬鹿馬鹿しくも足掻く様がまた滑稽で気持ちいい。
私はオナニーが大好きで日に4~5回は堅い。
日本オナニー選手権があれば上位に食い込む自信があるほどだ。
でもそれを恥じることはないし、自分の中ではそれが自分の最適化だと認識している。
たぶんオナニーを知らなかったら性犯罪者にでもなってたんじゃないかなと思う。
オナニーはオナニーでひとつの欲求解消の手段。いいじゃないですかオナニー好きでも。
29歳にもなって1日3回以上確実にオナニーしてるやつぁそうそういねぇ!いいじゃないのそれで!
馬鹿は馬鹿で胸はって生きてけばさ!
あ、なんかオナニーの話になってしまった・・・。
ともあれ、こういった犯罪が大衆の精神に警鐘を鳴らしているのもまた事実。
犯罪や戦争がゼロの世界は恐らく人類があるかぎりこないだろう。
[ 更新:2008-06-14 13:21:16 ]